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2007年02月20日

日本ガス石油機器工業会の過去の事故報告公開を見て。

日本ガス石油機器工業会の過去の事故報告書一覧を見て思うことは、さまざまな事故原因を放置してきた業界全体の付けが今回のパロマ、リンナイなどの大きな人命事故に繋がってきたともいえます。全てのメーカーが何らかの問題を抱えていることが歴然の公表内容。

①過去30年余りにわたる、業界の過当競争の副産物として機器の各部品の品実管理の甘さ。
②指導的立場にある大手都市ガス会社の”バラバラ”なエゴ的製品認定制度
③基幹部品や安全装置などの電子化に伴う技術的検証不足と過信
④業界としての市場未熟による、同属系経営からの脱皮不足
⑤モデルチエンジ優先と品質管理の後追い。
■確かにバブル崩壊後の住宅関連産業の過当競争による、各弱小住宅部品メーカー業界に対するしわ寄せは相当のものがあったことは事実です。
コストダウン要求も半端でなく、これがガス石油機器業界淘汰の要因にもなり又品質面での甘さにも繋がったことと思います。
これはガス石油業界だけに限らず、日本のどの業界にも存在する問題点でしょう。
又、機器の電子化に伴う、電子部品などの余にも早い時代的流れに検証が追いつかない。又保守面から見るとモデルチエンジの速さで補修部品が供給不能になるなど、問題は複雑ですね。
ただ、メーカーサイド的に見るなら、あれだけ納入価格が下がっているのに消費者への提供小売価格はほとんど下がっていない現状も歪な感じもします。<コストダウンの恩恵はどこへ行ったのでしょうか?>
■昔から、大きな人命損失事故による教訓、ゆわゆる”人柱が建って”初めてその事故の重大さにきずくことは本当に悲しいですね。
又、同属経営企業が多く、情報公開の面から見るとやはり弱さも見えます。「一部の特権階級」と、生きる為に見てみぬ振りをする一般社員”悲しいですが、これも責められない構図”
ただ、これで業界全体の秩序は少しは前に進むことを期待します。


■今後の対策として望むこと。
①基本的には、人の生活する狭い特定の空間では空気は人が生きていく為に利用するもの。ガスや石油などの燃焼するためには空気は使わない方向性が必要。< 機器は全て屋外設置とするべき方向性が必要。安易な技術妥協が事故に繋がる>
②電子部品損傷による、機器の暴走を止める技術的対策と品実管理の徹底
③機器の全国一律的公明性認定制度<我で通す認定制度の廃止>
④品質管理体制や事故の速やかなる公表

■今回の過去の事故公表で、業界全体のイメージ悪化は避けられないでしょう。
ただ、オール電化がいくら進んできているとは言えども、設置条件、機能性、時代性には欠かすことの出来ない、ガス機器。<安全・快適で人に優しい機器の開発は必要です>
「頑張って」もらいたいです。

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2007年02月10日

また、ガス湯沸し器の死亡事故。残念ですね!

まだパロマの事故が解決していない時期に、今度はリンナイですか。
亡くなられた方のご冥福をお祈り申し上げます。
リンナイ製品は、独自の販売網以外にも各大手の都市ガス会社へ大量にOEM供給もしているガス器具のメーカーとしては常に、製品品質の信頼性も高く故障率も少ない優等生的メーカーだけに残念です。
今回の事故製品は、主として一般家庭用の台所の流し台上に取り付ける”スポット的”5号湯沸かし器で発生した事故。ここ10年前くらいまでは、市場で100万台以上が毎年販売された商品。現在は、給湯器に変わってきているものの、まだまだ根強い市場を持っていると聞きます。
ただ、7年前から頻発していて”認識が甘く対応が遅れた”とのコメントは、いつもどこかで聞くせりふですね。
日本のガス機器市場の40%を占める、リンナイの事故だけに関連業界・市場に与える影響は大きなものがあるといわざるを得ません。
そして、又今回もパロマや、業種は違うが、不二家などのように同属系の会社の弱点が出た感があります。
同族会社の、多くが「人の能力、思い、気持ち」が内に向きすぎる傾向にあるといわれますが、これがいつも公表を遅らせるメカニズムになりますね。
前のブログにも書きましたが「会社のセキュリティーは、経営者の品質に同じくする」の教訓の通り、これは経営者の品質の問題で、一般社員は責められない。「これがサラリーマンの悲哀」です。
いくら外で偉そうなことを喋ってみても「表と裏」は、残念ながら、どの世界も同じ影を持つものでしょう。私自身、自分の姿を移してみても自信が無い。
リンナイは、前社長時代は強引な営業政策の影響で、メーカー異端児的面もあり業界内部では、「市場の破壊屋」的存在であったと認識しています。ただ、現社長は、紳士的で有能な技術屋さんで業界の発展に対して今後は特にパロマ事故以後常にリーダー的に貢献してもらえるだろうと業界全体が期待していた矢先のこの問題発生、非常に残念です。
特に国内販売の独立系のガス機器メーカーは、現在2強2弱のノーリツリンナイパロマパーパスの4社が主力といわれています。
その4社のうち、パロマリンナイの2社が傷ついた影響はやはり大きいですね。
ただ、もう一つの大手”ノーリツ”は、もう何十年も前に同属系は卒業して業界でも、常に紳士的リーダー的存在であり、又製品の開発力・品質も安定したメーカーだけに今後の業界全体の秩序建て直しに期待したいですね。
ただ、リンナイは、「ガス業界には無くてはならないメーカー」です。
日本国内でのガス機器の商品構成は、リンナイなくして成り立たない存在でもあることも確かで、家庭用機器から業務用機器まで幅広く製品開発、販売している唯一の総合ガス機器メーカーでもあります。
今回の事故は残念ですが、その製品の品質安定性は、ガス業界全体が認めた「優」であることは確かです。これを教訓に必ず体制整備してリーダー地位に復活してくれることを期待します。
ガス業界全体も、オール電化の波を跳ね返す為にも、リンナイを応援してもらいたいですね。
今回は、パロマ的処理でイメージを崩すことなく、市場の信頼性を回復すべく、がんばってほしいですね。

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